不妊症の治療も、月経痛・月経不順の治療部位と重複してきます。
『体制ー自律神経反射』理論を用いて治療にあたるからです。
写真上のピンク色の部位を中心に『はり・お灸』治療をしていきます。
自律神経の調整、筋肉硬結の緩和、ストレスの緩和。などを目的に治療していきます。
(不妊専門治療コースの場合は腰から下の治療となります)
腰の部位に対する治療をすることで、反射的に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増加します。
これをきっかけとして、子宮内の環境を妊娠に適した環境に変化させていきます。
個人差はありますが、今まで不妊治療をさせてもらった患者さんたちに血液検査してもらったところ、数回治療をした後の検査では、血中エストロゲン量等は増加しています。
この結果からもわかるように、『はり・お灸』治療は、
ホルモンバランスを整えることができる。と言えるでしょう。
※体性ー自律神経反射について。
当院での鍼灸治療は、東洋医学的な考え方ではなく
生理学的根拠にもとづいた形での鍼灸治療を行なっております。
当院では鍼治療の際、鍼に電気を流す『鍼通電刺激』を行ないます。
生理学者のStener-Victorinは無排卵女性の3分の1が
鍼通電療法で正常化した経験や卵巣が血管に富んだ器官であり、
交感神経の役割が強いことに着目し、関連部の体表に鍼通電をするという実験を試みました。
結果は、刺激の種類によっては卵巣内の血流量に有意な増加傾向を示すことが分かりました。
卵巣は血管に富んだ器官です。そして、卵巣の血液循環量を増加させれば、
卵巣の機能も高まります。さらに子宮に関する血液循環も改善されますので
『妊娠』に適した環境を作り出していくことができるのです。
当院では、不妊治療として『鍼灸治療』に来院されている患者さん約6割の御妊娠という実績を上げております。婦人科を受診されている方も多いと思いますが、『鍼灸による不妊治療』の併用をオススメ致します。
『鍼灸による不妊治療』について何かご不明な点がありましたら当院にご相談下さい。
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