2級小型船舶免許の独学受験レポート
これから小型船舶免許を受験しようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
今回のミッション:完全独学で2級船舶免許を取得すること
完全独学で合格するには以下の書籍&ロープ&自作クリートが必要だと思いますのでホムセンで手ごろな板と釘、金属のステーを購入しましょう。
最低限の費用で免許取得するのが今回の大きな目的とも言えます!
今回かかった総額を記録します。
(書籍)
学科教本Ⅰ 1954円
小型船舶実技教本 1543円
2級学科試験問題集 1296円
いまから取るボート免許(DVD付き) 1728円
(その他)
ロープ 108円(百均)
木材&釘&金属ステー 家にあったものなので不明
(受験料)
2級船舶免許受験料 身体検査 3450円
学科試験 3550円
実技試験 18900円
合計金額 32529円(結構高いッ!!)
※一生ものの免許取得だと思ってガマンします(笑)
2014年 10月の頭から勉強開始。試験は10月30日。
試験の申請は受験日の20前から7日前までに完了していないとダメだそうですヨ。
学科の勉強は問題集を解いて、分からないところはテキストで確認。これをひたすら繰り返せばOK。問題集は最初の方は何も見なくても解けますが、後半になるにつれて運航ルール、標識など専門知識も出てくるのでテキストが無いと全然わかりません。学科問題の方はゆっくりやっても3週間もあれば大丈夫です。
最大の不安は実技試験対策。これはDVDを繰り返し見てイメージトレーニングしました。15回くらいは繰り返し見たと思います。もちろんDVDだけでは足りないので実技教本を10回は読み返しました。これも集中して読めば1週間で完成です。後はロールプレイイメージトレーニングです。
一人で『バッテリーの点検をしてください』・・・『はい!バッテリーの点検をします。取りつけよし!ターミナルよし!液量よし!バッテリーの点検を終了します!!』・・・(笑)などと誰もいない部屋で繰り返し練習するだけです(恐)
試験会場:羽田試験場(東京都大田区)
実際の実技テスト内容(私の場合)
①船体の係留状態の確認と係留ロープの損傷の有無
②ロープワーク(いかり結び)
③船内乗船し、消防設備の点検
④燃料系統の点検、フューエルコックとフューエルフィルターの点検
⑤エンジン始動(ブロアースイッチ&エンジンON)
⑥エンジンの暖気運転(1500回転)その後エンジン停止
※①~⑥までが船体係留状態でのテストでした。ここから試験官の運転で広い河口に出ました。3人一組。順番に簡単な操作確認をしてからのテストです。前進、後進、ハンドル感覚の確認をさせてくれました(2分ほどですが)ここから実際に操作のテストです。
⑦微速前進、そのあとすぐに3000回転の滑走!(最初結構恐かったw)
⑧左変針、右変針&左旋回
⑨後進
⑩人命救助(ブイを人に見立てて救助。右舷からの救助が簡単です)
⑪ハンドコンパス方位測定
⑫ブイの蛇行運転(これが一番ミスった感じ、蛇行幅が足りなかったような・・。)
⑬着岸&離岸
終了
(※①~④、⑪は3人各々異なった内容の出題でした。後はほぼ同じです)
感想:『前後左右ヨシッ!!』これ口癖にしましたw周囲安全確認は重要評価項目ですので必要以上の確認が安心だと思います。たまたまかもしれませんが、担当試験官が試験項目のヒントを若干くれました。例えば、実技教本の写真に載っていた消防設備の自動拡散型消火器が見当たらなかったのですが、聞いたら『消防設備は何色でしたっけ?』など言ってくれて、目の前にあった違うタイプの消火器を点検することができました。以外に場所が分からない場合は教えてくれかもしれません。厳しい試験官もいるかもしれませんが。
これから受験する方へのアドバイス
筆記テスト対策はとことんやるしかないので、しっかりとやりこんで下さい。実技テスト対策はDVDと実技教本で繰り返しイメージトレーニングしましょう。正直これだけで十分合格可能だと思います。もちろんスクールや講習を受けてから試験を受けるに越したことはありません。友達もできると思いますし、合格後に集まって船上パーティーとかもできます☆費用をかけないで合格することを目指すのであれば上記の内容の学習で十分いけますのでお試しください(※合格を保証するものでありませんのでご注意ください。あくまで自己責任でお願いいたします)
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