どこかで聞いたことがないでしょうか。
20世紀初頭に活躍したアメリカの生理学者『ウォルター・キャノン』によって命名されました。
人間の体温は外気温が寒い時でも暑い時でも約36度に保たれています。これは、無意識のうちに血管を収縮させたり、発汗させたりすることで身体内部の環境を一定に保とうとする働きがあるからです。この一定に保とうとする働きのことを『ホメオスタシス』と言います。
このホメオスタシスの働きがあるからこそ人間は生きていけるのです。恒常性の維持をするためには、大きく分けて3つの働きが重要です。
①自律神経による恒常性の維持(体温調節などに関与)
②細胞単位での恒常性の維持(細菌などの外敵から身を守る)
③ホルモンバランスによる恒常性の維持(ホルモン分泌調節)
以上のどれか一つでも機能が低下すると病気になりやすくなってしまいます。日頃から身体のメンテナンス(食事や適度な運動、睡眠など)に気をつけていきましょう。