過換気症候群について。              川口市 はしもと鍼灸院

 

 ストレスやヒステリー症状が原因で起こる『過換気症候群』

 

 呼吸は、必要な酸素を取り入れて二酸化炭素を排泄するように細かく調節されています。しかし過換気症候群では、必要以上に呼吸をしてしまう状態になります。

 

 普段の動脈血には二酸化炭素も含まれており、この二酸化炭素分圧が低下すると、脳内の血管が収縮してしまったり血液が極端にアルカリ側に傾き神経や筋肉の収縮に関係しているカルシウムイオン濃度が低下します。その結果として神経や筋肉の興奮が高まり口の周囲や、手先がしびれたりしてしまうのです。

 

 この症状が出現したら、ビニール袋やハンカチなどで口元をふさいで自分が吐きだした二酸化炭素を再び吸いこみ、血液中の二酸化炭素濃度を上げることで解決できます。

 

 もちろん、似たような症状で過換気症候群以外の原因がある場合もありますから、専門医と相談することが必要です。

 

 

 精神的なストレス、身体の疲労感の蓄積で過換気症候群になってしまうこともありますから、普段から心身ともに健康である必要がありますね。