消費税と住宅取得について
２０１４年４月から８％。２０１５年１０月から１０％に引き上げられることが決まっている消費税。
不動産・住宅業界では駆け込み需要が増大しています。早くしないと増税になり、負担が増えてしまう。というフレーズを大きな武器にして住宅購入を促すというパターンが増えているようですが、これは単なる脅し文句ではなく、それなりに根拠のあるセールストークです。
ただ、一概に言えないパターンもあります。それは『個人が売り主の中古住宅』です。この場合は原則非課税ですので消費税が８％だろうが１０％だろうが関係ありません。しかし、中古住宅でも業者が買い取り売り主が業者になっている場合には課税されます。この点には注意が必要です。
消費税が増税されるときには負担増を軽減するため、住宅ローン減税の延長・拡充が実施されるという点も注目したいですね。(詳しくはいろいろな住宅ローン専門サイトで)例えば、３０００万円以上のローンを組む人にとっては、減税の拡充により、控除額が１０年間で最大１００万円増えることになるので増税分は十分にまかなえる計算になります。
駆け込み需要に流されず、さまざまな制度を見落とさず、自分に合った住宅をしっかりと見つけることが大切です。とても大きな買い物ですし。
(※以上の記事は２０１３年５月現在の記事です。今後税制改正や控除額の改正などがあるかもしれませんので、そのときの状況に照らし合わせてください。)