知っておくと便利な症状(下血について)   川口市 はしもと鍼灸院

『下血』は痔のときだけじゃないので注意です

 

 『下血』とは、消化管内の出血が肛門から排出されることを言います。下血は、一般的に十二指腸と小腸の境にある「トライツ靭帯」より肛門側の下部消化管からの出血を言います。トライツ靭帯よりも上部での出血も下血として現れることがありますが、上部の出血は『吐血』になることが多いです。(※吐血=血液を吐くこと)

 

 

 胃や十二指腸の出血からの下血では『タール便』と言ってノリの佃煮のようなねっとりとした黒色便になることが特徴で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの疑いがあります。下血が赤色の血液のままの場合は下部消化管の出血が考えられ、痔、潰瘍性大腸炎、大腸がんなどが考えられます。

 

 既往歴に肝疾患がある人の突然の吐血や下血は食道静脈瘤破裂が考えられます。また、風邪によって解熱薬や鎮痛薬を服用したあとで下血になる場合があります。これは薬物刺激によって潰瘍ができ、そこからの出血であることが多いようです。

 

 

 いずれの『下血』でも医師の診察を受ける必要があります。一時的な『下血』であっても何か疾患が隠れているかもしれませんので、早めに医師と相談するようにしましょう。検査・診察を受けた上で何も認められなかった場合は、ストレスや疲労によるものである可能性がありますので当院にご相談下さい。

 

 

 

川口駅徒歩7分 はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室

 

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