変形性関節症というものについて      川口市 はしもと鍼灸院

関節軟骨が摩耗する疾患です

 

変形性関節症

 

 

 原因不明の一次性関節症と原因疾患や異常が分かっている二次性関節症に分けられます

 

 病態:関節軟骨の変性(摩耗)に対して修復が追いつかなくなっているために関節軟骨が少しずつ失われていきます。それに伴って周囲の骨が変形して骨棘(こつきょく)といわれる突起ができたり、軟骨下骨が硬化する。関節内に炎症が起こり関節液が貯留したりする。関節自体の腫脹がみられることも多い。

 

 誘因:一次性関節症は老化による関節軟骨の変性が原因です。肥満などの関節への負担は軟骨変性の要因となる。二次性関節症は代謝性疾患などが原因となる場合や骨形成不全により負担がかかることで起きる場合などがある。

 

 症状:痛み、関節可動域の制限、関節腫脹など。

 

 変形性関節症が起こりやすい関節:膝関節、股関節、頸椎、手指の関節、足の指関節、肘関節など。

 

 検査・診断:単純X線写真で関節の狭小化、骨棘形成、骨のう胞などがみられる。血液検査は明らかな異常は示さない(他の疾患を除外するために行なわれる)

 

 治療:保存療法として体重の減量、関節周囲の筋力訓練、温熱療法なども行なう。もちろん鍼灸治療も効果的。膝関節などではヒアルロン酸ナトリウムなどの関節内注射が行なわれる。

 手術療法では骨切り術と人工関節置換術がある。現在では人工関節の術後10年間の耐久性は90%を越えている。

 

 

 変形性関節症は今では多くみられる疾患となっています。日常生活動作がままならない方は、早めに大きな病院を受診し、適切な治療で快適に過ごせるようになると思います。症状を放っておくことのないようにしましょう。当院でも痛みに対する治療をさせていただいております。何かご不明な点がありましたら当院にご相談下さい。

 

 

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はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室

 

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